散りゆく姫

「…」


「養子縁組もしないで欲しいです。


母上の夫という風に接してもよろしいですか？


それでいいなら私は了解します」


「ありがとう茶々。


初もお願い、

私にはこうする他ないのです。


この結婚は
あなた達を守るのにも、

長政様の仇打ちをすることにも繋がります。」


「分かり、ました…


そこまで言うなら…」


こうして母上の結婚が決まった。