数ヶ月後。 母上に呼ばれ、 三人揃って並ばされた。 「それで母上、 今回はどうなされたのですか?」 私が尋ねると、 母上は力強い声でいった。 「私は今度、 越前の大名柴田勝家と 再婚することにいたしました。」 「そんな! 母上には浅井の父上しか似合いませんわ!」 初は私が言いたくてもいえなかった事を 全て言ってくれた。