散りゆく姫




夢中で走るが昨日聞いた噂が本当になり、

火がついていて
煙だらけなせいで周りがかなり見えづらい。


そんな中、

ようやく白い服を着た父上の姿を
見つけることができた。

「父上!」


叫ぶと父上は振り返って目を見開いた。


「父上は、

どうしても死ななければならないのですか?」

「…」

困らせるだけだと本当はわかってる。