散りゆく姫




話を聞いている限り
母上も何も知らなかったように思える。


「そうすれば幼い姫達はどうする?


こんな小さな命を殺してしまうと言うのか?」


「っつ!!」


「皆にも聞いてほしいことがある。


浅井の血を絶やさないでくれ。


これは私からの…


いや、

そなたらの父・北近江の戦国大名浅井長政からの
最後の願いだ。


また皆で話ができるといいな」

そう言って去っていった威厳のある父上の姿は
今まで見たこともないほどのカッコ良かった。