そうして少し時間が経った頃、

私と初の乳母である大蔵局が現れた。

母上の元へ着くと、

代表して万福丸が挨拶をすることになった。


「義母上。


この度はおめでとうございます。


そちらの少女は…

災難でしたね…」


そうこの時代双子が産まれると
不吉だと言われているため、

双子が産まれると
どちらかが殺されてしまうのは
当たり前のことだった。