「天音、大丈夫?」

「うっ……うんっ……ちょ、ちょっとっ、感動しちゃってっ……」

「ちょっとじゃないでしょ?」

綺麗なドレスを見にまとった今日の主役、みぃちゃんが苦笑いしながら

私にハンカチを差し出してくれる。

「ごっ、ごめんねっ……」

「いいよ、別に。……で?就職先は決まったの?」

「……みぃちゃん、それ、今聞いちゃう?」