幼馴染の私がこんなに困ってるのに、千尋は新作ゲームの試しプレイをして、

全然こっちをみていない。

「千尋がこんなんじゃ、あとは神様に頼るしかないかぁ……」

「神頼み?」

やっとこっちを向いたと思ったら、複雑そうな顔をしている。

そういえば、千尋って神様とか信じないタイプだったっけ?

まあ、これは私の願い事だから千尋には関係ないけど。

「ん。早速明日にでも行ってこようかな」