そうかな……?と不安そうにしている紗奈に、おやすみ、と言って無理やり通話を切る。
紗奈にはああ言ったけど私は生まれてから十六年間起きているけど、その間に心霊現象らしきことが起きたことは一度もない。
だから、本当に幽霊のせいかは区別することができない。
そう考えると急に怖くなってくる。
「……っ、馬鹿らし。さっさと寝よ」
次の日には何も起こらない。
ただの夢。
そう思いたかったのに、現実はそうはいかなかった。
+ + +
あれから一週間が経つというのに、ミシミシッという音は毎日鳴り響いている。
家族にそれらしいことを聞いてみても、起きていないからか、それとも私だけにしか聞こえないからなのか、知らないという答えしか返ってこなかった。
ミシミシッ
ミシッ
紗奈にはああ言ったけど私は生まれてから十六年間起きているけど、その間に心霊現象らしきことが起きたことは一度もない。
だから、本当に幽霊のせいかは区別することができない。
そう考えると急に怖くなってくる。
「……っ、馬鹿らし。さっさと寝よ」
次の日には何も起こらない。
ただの夢。
そう思いたかったのに、現実はそうはいかなかった。
+ + +
あれから一週間が経つというのに、ミシミシッという音は毎日鳴り響いている。
家族にそれらしいことを聞いてみても、起きていないからか、それとも私だけにしか聞こえないからなのか、知らないという答えしか返ってこなかった。
ミシミシッ
ミシッ



