「でね、ペアの男子がほんっとうに鈍臭くて」

『どんまい。私のぺアはめちゃめちゃイケメンだった』

「えっ⁉︎いいなぁ〜!」

夜中の一時。

毎日この時間に仲のいい友達と通話をしている。

お互いの家族はもう眠っているし、二人とも一軒家だから、上の階がうるさい、

なんてこともない。

なのに最近、迷惑なやつが家にいる。