やっヤバイ、、。終わった、、、この姿を見られちゃったぁ!うぅ黒崎君になんてばれちゃったら学校中にこのことがばれちゃうかもしれない、、。それだけはど~しても避けたい。
「くっ黒崎君っ」
私は、下を向きながら小さな声を掛けたけど黒崎君は返事をしない。不思議に思って私は恐る恐る顔を上げた。
「えっ?」
なんと黒崎君の顔が真っ赤なのだ。それに耳まで。
「おっおい!こっちみんなっ!」
「ごっごめんなさい」
どうしておこられないといけなかったのだろうぅ!あっちょっと待って私黒崎君に体重かけたままっ!
「ごめんなさい。助けてくれてありがとうございます!あ、あの、、おろしてもらっていいですか??」
「あ、ああケガはないか?」
「はっはい。大丈夫です。」
あっもう黒崎君は顔が赤くない。
「ん。なら良かった。」
と言って私の頭をポンポンした。きゃ~ドキドキする!
「ていうか、その、、、、耳としっぽどうしたの?」
私ははっと気づいた。完全に忘れていた。
「えっと、、これには深いわけがありまして、、、」
といって、もう隠し通せないと思って、黒崎君に私の秘密をすべて話した。条件などもぜーんぶ。
「そういうことだったんだな。今までよく頑張ったな。」
そういった黒崎君に、思わずドキドキしてしまい、さっき消えたはずの耳としっぽがまた出て来てしまった。
「ふっ、可愛い」
「可愛くなんかないです。」
あああ、もうっ!黒崎君にドキドキしっぱなし。これからどうすればいいの~~~?!