私の名前は、白花柚亜。花の高校1年生!甘いものと、読書が好きっ!
この世界では、まれに少し特殊な見た目をもって生まれてくる人がいるの。100人に一人くらいってママが言ってた!ちなみに私は、ケモ耳としっぽをもって私は生まれてきたんだ。他には、犬や猫、鬼の容姿をもって生まれた人もいるんだって!私が少し特殊なことを知っているのは、家族と親友の黄島莉里華ちゃんだけ。クラスのみんなはもちろん知らない。どうしてばれてないかというと、私の場合このケモ耳としっぽが現れるときには、条件があるの。ない人もいるみたいだけど。私は、心臓が激しく動いたとき。例えば、激しく運動をしたりすごく緊張したり。理由は様々ある。
 そんな私は、今ある事情があって屋上に向かっている。ある人に呼び出されたのだ。ある人というのは、、、入学式早々話題になっていたあの「黒崎零哉」くんなのだ。どうして話題になったかというと、派手な銀色の髪の毛にとっても整た顔面で、さらにヤンキーとつるんでいるらしいからだ。うぅどうしてそんな黒崎君が私なんかを呼び出したのだろう、、、?そんな考え事をしているうちに、もう階段を上り切りそうなところまで来ていた。緊張していたら、なんと私は、階段を踏み外してしまったんだ。やばい落ちるっと思った瞬間。
「きゃっ」
「大丈夫?」
なんと落ちそうになっていたところを黒崎君が助けてくれたの。でも、イケメンすぎる黒崎君の顔がとっても近いぃぃ!心臓がどきどきしてるっ!あっ!やばいと思った瞬間。
「あ」
もう遅かった。私のケモ耳が出ちゃったの。ついでに尻尾も。
「え?」
おそらく黒崎君は、入学式以来学校に来ていなかったし当然私の秘密を知らない。
「はああああああああ?!?!」
黒崎君の大きな声が、凄く階段で響いた。