「……はい」 「何だよ、その顔……」 総帥は面白そうに私達を見ていたが、咳払いをして真面目な顔で私を見た。 「香月さん。今まで色々すまなかった」 総帥は軽く頭を下げた。私はびっくりした。 「君が慕っていた日傘君のこと、君自身への処遇、腹の立つことばかりだったろう。日傘君へは昨日の夜、直接電話をした。私の気持ちを話してようやく和解できた。そして君達が交際を始めたことを教えたんだ」 「あの……日傘さんはお元気でいらっしゃいましたか?」