「やだ、離れたくない」 わたしは琉世さんから離婚届を奪うとビリビリに破って丸めた。 琉世さんの愛が本物だというのなら他に何もいらない。 わたしはただ琉世さんを信じたい。 離れていた数日で彼の存在の大きさを思い知ったから。 いつの間にかわたしの中で琉世さんはとても大きな存在になっていたんだ。 「よくできました」 そう言ってわたしの頭を優しく撫でてくれる。 「あの、どうしてここに……?」 しばらくして泣き止んだあと、そう尋ねた。