「おはようございます!柴田さん!いつもすみません!」 「いえ、これも俺の仕事ですから」 朝から爽やかな笑顔を向けてくれる柴田さん。 これが最近のわたしの日常だ。 「はい、優生はコイツの相手じゃなくて俺の相手して」 ぐいっと肩を抱き寄せられて必然的に琉世さんの方に寄りかかってしまう。 「ちょ、琉世さん」 「ん?」 「柴田さんがいるから……!」 「見せつけてんの。わかんない?」 何の迷いもなく放たれた言葉に胸がキュンと甘く高鳴った。