いつもはきちんとセットされている髪の毛が乱れているせいかいつにも増して色気のある姿にキュンと鼓動が甘い音を奏でる。
タバコを吸っている姿さえもかっこいいと思っちゃうなんてわたしって結構……いやかなり御影さんのこと好きみたい。
「あー……悪い。タバコ嫌だった?」
じっと見惚れていると、勘違いした御影さんが申し訳なさそうに眉を下げ、灰皿にタバコを押し付けて火を消した。
「ち、違うくて!タバコ吸ってるところもかっこいいなあって……」
慌てて否定したけど、恥ずかしくなって語尾が小さくなる。
いや、わたしってば、しれっと何言ってんの!
「ははっ、なにそれ」
「笑わないで」
嬉しそうにケラケラと笑いながらわたしの隣へと入り込んできた。
「いや、だって、それ俺のことすげー好きじゃん」
「っ、」
そんな蕩けてしまいそうなくらい甘い顔をして言わないで。
好きだよ。好きに決まってる。
好きすぎておかしくなりそうなくらいだもん。



