気になっているのは好きって事なの?



塾の前には大型バスと小型バスが停まっている。


雅人くんは荷物を大型バスの荷物入れに積んでくれてバスに乗り込む。



「どこら辺に座る?」



「どこでも大丈夫よ」




「綾の席もキープしとくか」


「そうだね」




真ん中辺りの窓際に立夏が座り隣に雅人が座った。



「綾が来たら変わるから、席まだ空いてるし」



「うん」



学年が違う子も駅前以外の塾じゃない所からも参加してるから結構1人で座ってる子が多い。




雅人くんのスマホに綾ちゃんから連絡があったみたいだった。




「事故で渋滞だって」




「時間大丈夫かな」




しばらくすると残りの生徒は小型バスで後から来ると説明されて大型バスは出発した。




しばらく走ると立夏の右肩に雅人くんの頭が軽く揺れている。




カクンとなり「あっ、悪い」と目を覚ます。





「いいよ、寝ても、まだ1時間は走るから肩貸すよ」





「昨日あまり寝れなくて…じゃあ、お言葉に甘えて少し寝る」






大きい体を下にずらして立夏の肩に頭を置いた。




バスがホテルに到着すると雅人くんも背伸びをして起きた。




「ありがとう、立夏、ちょっと頭がスッキリしたわ」



「良かった、これから勉強だもんね」




「あー、エグいスケジュールな(笑)」



2人はバスを降りた。