雅人くんと合流して合宿の荷物お願いしますと告げた。
「ん、じゃあ一緒に行こうな」
時間を約束してバスで帰った。
次の日、約束の時間に迎えに来てくれた。
5泊6日でスーツケースを雅人くんは車に積んでくれる。
雅人くんのお母さんにお願いしますと挨拶をしていると松葉杖をつきながら母親が玄関から出て来た。
「暑いから乗ってようぜ」
雅人くんに言われて後部座席に2人で座る。
何か連絡先とか交換してるのが窓から見えた。
「10分は話すぞ(笑)」
「そうなの?」
「母さんは話すの好きだからな〜」
「雅人くんはお母さんに似たのね」
「かもな…」
「どもる私と話してくれるし、待ってくれるしね、雅人くんとはだいぶ話すの慣れた(笑)」
「まあ2年も経ったしな、立夏が言葉を選んでるのわかるし」
「嘘、そんな…」
「綾が話してるときにはちゃんと聞いてるし、綾がおしゃべりなのはわかるけど(笑)」
「話してね…くれる方が楽なの、自分の思ってる事って、んー、言葉にするの苦手だし、難しい……」
「小さい時から?」
「……えっと」
「あっ、無理に思い出さなくていいし、また話せる時に…なっ」
雅人くんのお母さんが車に乗ってきたから話を終わらせてくれた。



