伊月くんと出会った次の日も検査などは特になかったのであの丘に行ってみることにした。
いるかなぁ?今日はまだ来ていないみたい。
わっ!星が綺麗…この丘はどこよりも星がよく見える。あっ!あれが昨日伊月くんが教えてくれたカペラという星だったよね。1人、草腹に寝転んで星空を見上げていたら、後ろから声がした。
「陽色っ!」
「伊月くんっ?」
「今日も来てくれるとは思わなかった。来てくれてありがとう。」
「今日も暇だったし、伊月くんと話をするの楽しいから…」
「嬉しいよ。僕も陽色といるの楽しい。」
な、なんだこれは…顔が熱い。
「陽色?どうかした?」
「あっ、ううん。なんでもない。今日はなんの星教えてくれるの?」