先輩の手を恥ずかしながらも握り、立った。 ………あれ? 立ったのはいいんだけど……… 手は繋がったままだった。 「先輩、手………」 「寒いからこのまま帰るぞ!」 「えっ」 先輩が手をぐいっと引っ張った。 見上げると、こっちをみながらはにかんでいる先輩。 つられて私も笑ってしまった。 曇り空だった空の雲の間から、 一筋の光が差し込んでいた。 それはまるで今の私の気持ちのように。 本気で人を好きになれば いつかはその恋は実る。 そんなことを学んだ 中2の冬でした。 *END*