「可愛い……」 そこには色とりどりの手袋が置いてあって。 これは選ぶのは大変そうだと思った。 その中にひとつ。 男の人でもつけられそうな水色の手袋がひとつあった。 なんか……… 矢沢先輩に似合いそうだな。 直感的にそう思った。 私、未練たらたらだな。 まだ先輩のこと考えてるんだもん。 もしかして私、まだ先輩のこと好きなのかな…… そして水色の手袋を見つめる。 そうだ。 この手袋を先輩だと思って、大切にして毎日つけることにしよう。 私はそう決めて、レジに手袋を持って行った。