大好きな君が勇気をくれたんだ

「俺と付き合ってください」

私を握る手に少し熱が籠る。

「はい」

私は少し腕を動かして理玖の手を掴んで握った。

「あー、もっと色々終わってから言うつもりだったのに」

「色々って?」

理玖は空いた方の手でこめかみを掻きながら答える。

「俺今度またコンテスト出るんだよ。神田さんに推薦してもらって。俺はそれで必ず勝つ。だから、それに勝ってから言おうと思ってたんだ」

「コンテスト、いつ?」