「当たり前じゃん。私と理玖の2人で瀬理、なんだよ」

「それもそうか。俺はいつでも空いてるから大丈夫だよ」

「じゃあ、この日で送ってみる」

理玖が少し嬉しそうな顔をしていることは言わなかった。

その代わり、私も理玖に微笑んだ。

理玖と共に訪ねるのは翌週の土曜日になった。