大好きな君が勇気をくれたんだ

「ねえ、理玖ちょっと見て、やばい」

「え、どうしたの」

「いいから見て」

最初は面倒そうな顔をしていた理玖の顔が徐々にこわばっていく。

「…まじで?この鈴夏ってあの鈴夏だよね」

「プロフィール見たけど、あの鈴夏だった。いいって言っていいよね?」

「当たり前だよ!っていうかほんとに使ってくれたらもっとたくさんの人に見てもらえるんじゃね」

私は震える手で鈴夏のDMに了承の返事を送った。