大好きな君が勇気をくれたんだ

成宮くんはカメラをパソコンに接続した。

「今までで1番いい編集になるように頑張るわ。俺もこの歌がいろんな人に届いてほしい」

私は1番の笑みで頷いた。



3日ほど経ったころ。

「ねえ、芹那、このチャンネル知ってる?」

急に教室でクラスメイトの女子たちから話しかけられて私は驚いた。

そのチャンネルは毎週私たちが動かしているもの、「瀬理」だった。