大好きな君が勇気をくれたんだ

「ごめん、言い方が悪かった。森さんが歌ってる動画撮ってそれを俺が編集して投稿しない?森さんは自分の歌をいろんな人に聞いてもらえるし俺は編集の技術を上げられる」

それは私にとって、とてつもなく魅力的な提案だった。

今まで、親の反対もあって、ほとんど人に聞いてもらえる機会がなかった。

オーディションも今回が初めてで1次は通過したというだけで、自分の実力は測れなかったのだ。

「どうかな?」