熱愛発覚中

「天気がいいな」

「そうだね」

「海がよく見えるな」

「そうだね」

「…何かもっと言うことがあるだろ」

何を言えって言うんだ、このわがまま大魔王は。

「特に何も思いつかないんだけど」

「いや、だから…何かあるだろ」

「何を?」

私の質問に牛島さんは口を閉じた。

特に何もないんだったら言うなよと、心の中でツッコミを入れた。

周りの目から見た私たちは、どんな風に見えているのだろうか?

男女の友達に見えているのだろうか?

カップルに見えているのだろうか?

それとも、夫婦…と言うのはいくら何でもないか。

「莉理は…」

そう思っていたら、牛島さんがわたしの名前を呼んだ。

「んっ?」

彼の方に視線を向けたら、
「子供は、欲しかったりする?」
と、牛島さんはそんなことを聞いてきた。