熱愛発覚中

「ドレスを持っているなら話は別だが、どうせ持っていないんだろう?

それに1年だけとは言え、俺の妻になる訳なんだぞ?

そんなヤツがみすぼらしい格好で表舞台に立ってみろ、末代までの恥だ」

「そこまで言うか!?」

ああ言えばこう言うこう言えばああ言う牛島さんに、私は大きな声で叫ぶように言い返した。

ドレスは持っていないのは事実だけど、そこまで言われることか!?

「そう言う訳だから今すぐに買いに行くぞ」

牛島さんはそう言うと、リビングを後にしようとした。

「はい、わかりました」

私は返事をすると、ソファーから腰をあげた。

早い話が“俺に恥をかかせるな、牛島の名前を汚すな”と言うことかよ。

いちいち癇に障るな、おい。

彼の背中をにらみつけると、その後を追うように私もリビングを後にした。