熱愛発覚中

唇が離れると、
「そうだ」

牛島さんは何かを思い出したと言った様子で私から離れると、ソファーから躰を起こした。

どうしたんだろう?

私がソファーから躰を起こしたら、彼はリビングを出て行ったところだった。

「…何があったんだ?」

ソファーに座ったまま牛島さんを待っていたら、書類を手にしている彼がリビングに現れた。

牛島さんは私の隣に腰を下ろすと、
「これだよ」
と、手に持っている書類を見せてきた。

“これ”と言われてもその中に何が入っているのかわからないのですが。

私が首を傾げたら、牛島さんは書類から中身を取り出した。

「あっ!」

中身を見た私は思わず声をあげた。

そうだ、思い出した!

書類の中から出てきたのは、離婚届だった。