熱愛発覚中

足元が覚束ない状態で莉理が待っている部屋へと帰ると、彼女はベッドのうえにいた。

眠っていたのか…と、蓮司は思った。

「ーー蓮司さん…?」

莉理は躰を起こして自分の姿を確認したようだった。

「ああ、悪い。

寝てたところを起こしちまって」

そう言った蓮司に、
「…もう終わったの?」
と、莉理は聞いてきた。

「ああ、終わったよ」

蓮司は答えると、ベッドの端に腰を下ろした。

(後半はただただ酒を飲んでいただけだけどな…)

蓮司は心の中で呟くと、
「あー、疲れた…」
と、口に出して呟いた。

「…ずいぶんと飲んだっぽいね」

そう言った莉理に、蓮司はギクッと躰が震えた。

部屋が暗くてよかった…と、思った。

もし部屋が明るかったら、顔に出た動揺が彼女に知られてしまうことだろう。