熱愛発覚中

「ヤッター!」

彼女は椅子から立ちあがったかと思ったら、両手をあげて大きな声で叫んだ。

「えっ…?」

蓮司の口から驚きの声がこぼれ落ちた。

(この場合は、泣くか怒るかのどちらか二択だと思うんだが…)

それどころか、彼女は大喜びをしていた。

「いやー、よかったよかった!

こっちから別れる手間が省けて本当によかった!」

万歳三唱をしている彼女のその姿をここにいる全員がポカーンと口を開けて見ていた。

「わ、別れる…?」

まさかそんなことになるとは思わなかったのか、男は信じられないと言った様子で彼女に向かって聞き返した。

彼女はそんな男の顔に向かってビシッと指を差すと、
「こいつさ、借金があるんだよ!」

女にも周りにも向かって言ったかと思ったら、男の暴露が始まった。