熱愛発覚中

認めてしまえば楽になると言っている自分と認めたら苦しくなるだけだと言っている自分がいる。

この期間限定の関係に、そんなものを求める必要はないと言っている。

結婚は勢いでするものじゃなくて愛とか恋で証明すると宣言した私はどこへ行ったんだ?

牛島さんの気持ちを聞いてぶつかりあうと意気込んでいた先ほどの私はどこへ消えたんだ?

この気持ちを認めた方がいいと言っている自分とそんなものを認めるな求めるなと叫んでいる自分がいて、私は両手で頭を抱えた。

「ーーこれじゃあ、まるで…」

何の曲なのかは忘れてしまったが、“げに恐ろしきは恋の狂気”と言う歌詞があった。

「ーー私は蓮司さんのことが好き、みたいじゃないの…」

今の私を例えるとするならば、まさに“ミイラ取りがミイラになる”と言う状況だろう。