熱愛発覚中

この関係を期間限定だと思っているならば、気持ちを知ることにメリットがないと思っているならば、何もかも全て矛盾しているのではないかと思った。

苦しそうな顔で私を見つめないで欲しい、まるで慈しむように私の髪に触れないで欲しい、あなたの言っていることと行動していることは矛盾しているからーーそう言いたいはずなのに、私は彼のさせたいようにさせた。

そうしていたら、牛島さんの顔が近づいてきた。

「ーーあっ…」

それに気づいた時は、もう手遅れだった。

「ーーッ…」

私の唇は、牛島さんの唇と重なっていた。

えっ…と思った私に気づいたのか、その唇が離れた。

それは一瞬の出来事で、自分の身に何が起こったのか全くわからなかった。

髪に触れていたその両手が離れたかと思ったら、牛島さんはソファーから腰をあげた。

私の横を通り過ぎて…しばらくしたら、リビングのドアが開いて閉まった音が聞こえた。