2年になってあの黒木くんと同じクラスになれた。そして、1年間固定の席替えをして、なんと隣の席になれた。私は嬉しかった。でも黒木くんは私のことなんて眼中にないだろうし。この初めて抱いた私の幼い恋心は実らずに終わるだろう。そう思っていた。
　なのに、君は私の辛い時に声をかけてくれた。私を守ってくれようとした。いや、守ってくれた。私に学校に行く楽しみをくれた。こんなダメダメな私に、人間の鏡と言ってもいい君はもったいないと思った。それでも、あの日、君は私の隣にいると言ってくれた。ごめんね。もう私は黒木くんの虜だ。戻れない。
　大好きだよ。そして、私に優しさをくれて、ありがとう。