「本当は小倉マーガリンサンドが買いたかったんだけど、僕の直前で売り切れちゃってさー」
「柊先輩、甘いものが好きなんですか? なんだか意外です」
「そう? あんパンも好きだけど、メロンパンも好きだし、クリームパンも大好きだよ」
「ひょっとして、それ全部今日のお昼ごはんだったりします?」
「……ダメだった?」
柊先輩が、あたしに向かって少しだけ口を尖らせる。
「いえ、ダメっていうわけじゃ。ただ、クラスの男子なんかだと、コロッケパンとか、焼きそばパンを食べてるイメージが強くって」
「午前中の授業で疲れた頭を癒すため、みたいな? お昼に甘いものを食べないと、どうも午後の調子が悪いんだよね。あとは、悩んでるとき。甘いものを食べると、『そんな細かいこと、どうでもいっか』って思える気がするんだ」
ひょっとして柊先輩、あたしが一人で落ち込んでるのに気づいて……?
『どうしたの?』『なにか悩みでもあるの?』って聞かれても、きっと「なんでもないです」って答えてた。
「ありがとうございます。ちょっと元気出ました」
「そっか。よかった」
そう言って、柊先輩が柔らかい笑みを浮かべた。
「柊先輩、甘いものが好きなんですか? なんだか意外です」
「そう? あんパンも好きだけど、メロンパンも好きだし、クリームパンも大好きだよ」
「ひょっとして、それ全部今日のお昼ごはんだったりします?」
「……ダメだった?」
柊先輩が、あたしに向かって少しだけ口を尖らせる。
「いえ、ダメっていうわけじゃ。ただ、クラスの男子なんかだと、コロッケパンとか、焼きそばパンを食べてるイメージが強くって」
「午前中の授業で疲れた頭を癒すため、みたいな? お昼に甘いものを食べないと、どうも午後の調子が悪いんだよね。あとは、悩んでるとき。甘いものを食べると、『そんな細かいこと、どうでもいっか』って思える気がするんだ」
ひょっとして柊先輩、あたしが一人で落ち込んでるのに気づいて……?
『どうしたの?』『なにか悩みでもあるの?』って聞かれても、きっと「なんでもないです」って答えてた。
「ありがとうございます。ちょっと元気出ました」
「そっか。よかった」
そう言って、柊先輩が柔らかい笑みを浮かべた。



