「っ……! すみません。なんでもありません」
ギターを弾きながらあたしの方をふいと見上げる柊先輩の視線とぶつかって、慌てて目をそらして言い訳をする。
「ねえ、僕のギターを聴いてるだけじゃ、つまらないでしょ? ほら、歌を合わせる練習もしとかないと」
あたしだって、歌いたくてうずうずしてる。
でも、柊先輩とコンビを組むのが、本当にあたしでよかったのかな……って。
いくらコスプレをするっていったって、あたしがお姉ちゃんみたいに美人だったら、もっと自信を持って人前に立てるのかな……って。
絶対に手に入らない物を望んだって、仕方ないんだけど。
「うーん……こういうときは、やっぱ甘いものかな」
柊先輩がなにやらつぶやくと、ギターを置いて立ち上がる。
「今日の昼食用に買いすぎちゃってさ。まだ口付けてないから、半分あげる」
自分のカバンから取り出したあんパンを半分に割ると、袋に入った方をあたしに差し出した。
「ありがとうございます」
ためらいながらも柊先輩からあんパンを受け取ると、かぷっとかじりつく。
ギターを弾きながらあたしの方をふいと見上げる柊先輩の視線とぶつかって、慌てて目をそらして言い訳をする。
「ねえ、僕のギターを聴いてるだけじゃ、つまらないでしょ? ほら、歌を合わせる練習もしとかないと」
あたしだって、歌いたくてうずうずしてる。
でも、柊先輩とコンビを組むのが、本当にあたしでよかったのかな……って。
いくらコスプレをするっていったって、あたしがお姉ちゃんみたいに美人だったら、もっと自信を持って人前に立てるのかな……って。
絶対に手に入らない物を望んだって、仕方ないんだけど。
「うーん……こういうときは、やっぱ甘いものかな」
柊先輩がなにやらつぶやくと、ギターを置いて立ち上がる。
「今日の昼食用に買いすぎちゃってさ。まだ口付けてないから、半分あげる」
自分のカバンから取り出したあんパンを半分に割ると、袋に入った方をあたしに差し出した。
「ありがとうございます」
ためらいながらも柊先輩からあんパンを受け取ると、かぷっとかじりつく。



