そんな悩みを持ったことのないあたしには、柊先輩の悩みを実際のところはちゃんとわかってあげることはできないのかもしれない。
だって、顔なんてキレイな方がいいに決まってるって思ってたから。
お姉ちゃんや柊先輩みたいな人に、悩みなんかないって思ってたから。
あたしが歌う姿なんかより、柊先輩がギターを弾いてる姿の方が圧倒的に絵になる。
いるだけで注目を集められて、誰だって足を止めて聴いてくれるのなら、キレイな方がいいじゃないかって思ってた。
けど。
柊先輩には、柊先輩の悩みがあるんだ。
「……だったら、コスプレしてみんなの前で弾いてみるっていうのはどうですか?」
「え、コスプレ?」
柊先輩がぷっと吹き出す。
「君、意外とおもしろいこと言うね」
そう言ったまま、柊先輩が少しの間考え込む。
「うん。それ、アリかもしれない」
柊先輩が、おもしろいイタズラを思いついたような顔をあたしに向ける。
ちょっと待って。
なんだかイヤな予感しかしないんですけど。
だって、顔なんてキレイな方がいいに決まってるって思ってたから。
お姉ちゃんや柊先輩みたいな人に、悩みなんかないって思ってたから。
あたしが歌う姿なんかより、柊先輩がギターを弾いてる姿の方が圧倒的に絵になる。
いるだけで注目を集められて、誰だって足を止めて聴いてくれるのなら、キレイな方がいいじゃないかって思ってた。
けど。
柊先輩には、柊先輩の悩みがあるんだ。
「……だったら、コスプレしてみんなの前で弾いてみるっていうのはどうですか?」
「え、コスプレ?」
柊先輩がぷっと吹き出す。
「君、意外とおもしろいこと言うね」
そう言ったまま、柊先輩が少しの間考え込む。
「うん。それ、アリかもしれない」
柊先輩が、おもしろいイタズラを思いついたような顔をあたしに向ける。
ちょっと待って。
なんだかイヤな予感しかしないんですけど。



