ド派手なROSEの正面を通りすぎ、左に曲がったところに裏口はあった。
「はい、ここが裏口です☆お店の子たちはみんなここから出入りするから、覚えといてね♪」
「わざわざありがとうございました」
「あ、そういえば、今日は面接だったね!忘れるとこだった(笑)まあ中へどうぞ♪」
あ、私も忘れるとこだった(笑)
「し、失礼しま〜す…」
裏口とはいえ、分厚い絨毯はふかふかで、ヒールの高い慣れない靴では少し歩きづらかった。
「まだ開店まで時間あるからお店の中を軽く案内しようか!」
「そんな、いいんですか?」
だいぶコウさんのイケメン度に抗体が出来たようで、普通に話せるようになってきた。
「いーよいーよ♪面接は形だけだし、慣れが1番だからね」
「ありがとうございます」
「レナちゃんの娘のためなら何だってするよ☆彼女、昔からあんな感じだから、見てる分は面白いけど、一緒にいる方はなかなか大変だよね(笑)」
「昔からだったんですか…。ああ、学生姿にいろいろやらかす母が目に浮かびます(笑)」
