「それだけでなんでお金がなくなるのよ!?」 まだ状況が理解できない私。 と、そのとき母の背後に大きな影を見た。 「ちょっとお母さん!後ろのは何っ!?」 「後ろの〜?ああ、だからお洋服だって〜♪そうそう、バッグもあるのよ〜。」 ありえないくらい膨大な量の紙袋たち。 「………」 あまりの量に私は絶句した。