雲のように遠いあなたは。


「今どこやってんの?俺、紬ちゃんと英語の授業やった事ないから新鮮だね〜。」


そう言いながら、学習書をピラピラとめくっていく先生。


「先週したのは、39ページのところやったよ。」


「じゃあ、今日は40ページからやろっか」


「ん、分かった」


生徒と先生の普通の会話。


この会話がいつか、彼女と彼氏の会話になればいいのに。


叶わない願いをいつまでもこうやって思ってしまう。