雲のように遠いあなたは。


ガラッ


あ、今塾の扉が開いた。


先生かな。っていうか、きっとそう。


「せんせっ!また来週!」


「ふっ、分かってる。」


分かってるってなんだよ。そう突っ込もうとしたけれど、先生はもう車に乗り込もうとしてて言うことが出来なかった。