雲のように遠いあなたは。

俺がそう言うと、目の前にいた彼女は眉間に皺を寄せて、



「いや、自分はどーでもいいんです!友達が危ないから言いに来てるんですよ!」


そう怒りながらテニスコートに戻っていく彼女を見て俺は、笑ってしまった。



…かっこいいな、あの子。


そこから、休日練習の時は彼女を見ては目で追った。