思春期の青へ

「それなぁ」
「良いとこと言えば流れで榎並くんと話せることぐらい?」
「あの子が榎並くんと幼なじみとか、運全部そこで使ったんじゃね」


それに続き他の子も賛同した。

会話のテンポの早さからして、話し慣れているようだった。


(そんな風に思われてたんだ・・・)


悪口なんて言われても気にしないって思ってたけど、実際に言われてるの聞くとこんなに悲しくなるんだ。

そのことを改めて痛感していると、思いもよらなかった人の声が聞こえる。


「そんなことないよ」
「そんな風にグチるってひどくない?」


(杏菜ちゃんと美海ちゃんの声・・・!?)


新しいグループに馴染めていないのは何となく分かっていた。

だから悪口を言われたことは悲しかったけれど、納得していた自分もいたのだ。



「はぁ?村野さん達に何が分かるの?」


私をかばってくれてる美海ちゃん達にグループの子達は容赦なく反論をする。


「そんな風に言ってるあなた達の方が分かってないよ」


杏菜ちゃんが迷いのない声で言い切った。