思春期の青へ

まゆかに包まれた手が暖かい。

手を握る強さが私達のことを関係を表しているようだった。


「良かった、綾乃に嫌われてなくって。中学になった途端関係が変わるなんて嫌だし。それに、私に新しい友達って?」
「え?」


目が点になる。


(まゆか、新しい友達ができたんじゃないの!?)


「だって、宿泊研修のとき、他の子と話してたじゃん」
「あー、あれ?同じ班だから喋ってただけで、友達ってわけじゃないし、私、実際まだボッチかもね。話せる子は出来たけど、土日とかに遊ばないし」


(それ、私と同じだ)


「それに引き換え、綾乃だって他の子と話してたじゃん。私だけボッチかもって焦ったんだから!」


(私もだ・・・)


「そっか。私達同じだったんだね」
「うん。よかったぁ」


こんなことで喜ぶのも変だけど、とまゆかが笑いながら付け足した。


「もし、新しい友達ができても、迷惑がらずに話してくれる?」


恐る恐る聞くとまゆかがぎゅっと抱きついてきた。