思春期の青へ

そんな私の顔をまゆかはじっと見つめてきた。


「うん。あとなんか綾乃、私に遠慮してない?いつもだったら何かしらと話しかけてきたのに」
「えっ・・・と」


(バレてたんだ)


そりゃそうか。

まゆかは私のことを誰よりも知っている。

そんなまゆかにバレないと思っていた私が浅はかで、恥ずかしい。


「・・・ごめん。まゆかに新しい友達ができたみたいだし、私が話しかけたら邪魔になるんじゃないかなって思って・・・」


そう言いつつ手が震える。


(まゆかとも、中学になったら関係が壊れるのかな・・・?)


環境が変われば友だちも変わるなんてよくあることだ。

それでも私はまゆかと友達じゃなくなるなんて耐えられない。


(・・・壊したくない)


「ほんとごめん。しばらく話してなかったから、気まずいよね、えっと・・・」
「そんなことないよ!」


下を向いてしか話せなかったのに、まゆかの言葉で自然と前に向けた。