「あの日、僕が助けた女の子はそう。美波でした。幼いながらに僕は美波のことが大好きでした。笑顔が可愛くて、素直で。とても可愛らしい女の子です。それは今でも変わっていません笑」

蓮は真面目な話をするのが苦手で、真面目な話をする時は途中でふざける。

そーゆーところも大好きだ。

「僕と遊んでいたせいで美波は池に落ちてしまった。それ以来自分の責任だと思い、僕は神社に遊びに行くのを、美波に会いに行くのを辞めました。」

私の頬には、まるで流星のような綺麗な涙が流れた。

「僕は中2の時親の仕事の都合で転校しました。そしたら、もう会えないと思っていた美波がいたんです。しかも隣の席に。僕はとても嬉しかったです。あのころと変わらず僕の大好きな美波でした。けれど、そんな美波の笑顔を奪う人たちがいました。僕はその人達を本当に恨みました。美波、早く気づいてあげられなくてごめんね。」

もう、そんな事言わないでよ。
私メイクしてもらったのに号泣じゃん。