そして、蓮と私だけが残った。

「大丈夫か?風邪引くぞ。」
と言いながらら蓮は私に近づく。

「大丈夫だよ、、ありがとう。」

私は小声でつぶやいた。

「もっと早く気づけなくてごめんな」

申し訳なさそうだったけど、あの優しい蓮の声だった。

「ううん、そんなの大丈夫。
助けてくれて、本当にありがとう」

蓮が助けてくれて、本当に嬉しかった。
誰も助けてくれないと思っていたから。

気づいたらお互い笑いながら泣いていた。