「お前、本当に死神なのか…?」

「はいっ!本物です…ってあわわわわぁ!?い…い…!?」

「い?」

「言ってしまいましたぁあああああああ?!」

「……………」

本当に何なんだこいつは。馬鹿すぎる。
と言うかぽんこつだ。

「あのっ!あのっ!この事は秘密にしてくださいっ!」
涙目になりながら彼女は懇願する。
オレは呆れながら彼女を部屋に入れた。
どうやら、彼女は隣の部屋に引っ越して来た(自称)死神だと言う。

「わかったよ、お前の名前は?」

「あああああっ!き、決めてませんでしたぁ…」
「……」