「今時の大学生なんざこんなもんさ…
楽して対価を得ようとして
なんの苦労も覚えない…
小さい籠でも一緒の話さ…」
そう呟きウィンドブレーカーを翻し去っていくおじさん。
お孫さんが居るのか、キーホルダーには眩しいくらい笑ってる保育園児くらいの子供の写真が貼ってあった。
人の心はこうやってどうして移り変わり染まっていくのか知りたい。
でも危険な気がして前の一本の苗木ばかり直視していた。
が、また再会することになると思わなかった。
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