愛の栞


すると耳を触り気にする様子の彼がみてとれた。

耳が痛くなったのか耳鳴りがしたのか。


人混みもある中また大声で二文字のキスを叫ばれたら嫌だと思ったのか、


「...人恋しかったんです」



と、一言言った。


私はこの長身イケメンガンダムにそんな(誇張気味)
精神的苦痛を与えられる人生があるのかと顧みた。

だけど自分の人生も対して普通でないの送っているから、見た目世間一般的にご明答イケメンと思しき彼にもありゆるのかもしれないと思ってしまった。