愛の栞


デートパート2。


今度は小さな喫茶店。


おしゃれなガンガンな洋風の壁とは違い、
落ち着いた茶系の壁で森のような隠れ家っぽい店だった。


「正臣さん。……わたし、グリーンティーを
頼みたいのですが…。」


声を聞いたのははじめてだった。
か細く小さな澄みきった声だった。


僕は当然驚きと戸惑いで持っていたコップを震わせたほどだ。


徐々に感動の波が押し寄せてきた。